兵庫県明石市にある双月堂さんの「うすかわまんじゅう、おはぎ、ろっぽうやき」です。
明石市の魚棚商店街周辺を散策しているときに見つけたお店。
明石駅を降りて東口へ。明石駅東口交差点から南へいくと明石駅前交差点。そこからさらに南へ進んだところに魚棚商店街の入口があります。
商店街ではありますが、もうここはれっきとした観光スポットといえます。
何度か訪れましたが、週末は玉子焼(明石焼)を食べる人や海の幸を求めてくる人で、ほどよく賑わっています。
商店街自体は、なにも見物せずふつうに歩けば、すぐに終点までたどりつきます。
わたしはあえてその商店街をつきぬけて、さらに歩いてみることに。しばらく歩いて右手に見えてきたのが、今回の紹介する双月堂さんです。
双月堂
ひっそりと佇むこじんまりとしたお店。店頭には店主さんの奥さんがおられ、お菓子を一つひとつ説明してくださいました。
お店は現在の店主さんで50年超とのこと。3代目とおっしゃってました。
継ぎ手がいないようで、「わたしたちの代で終わりね~」と少しさびしそうに話してくださいました。最近、和菓子屋さんを巡るなかで、このように言われる店主さんにときどきお会いします。このあたりの小中学校では体験和菓子づくりなどはしないのでしょうか。
いまの子供たちや若い人たちが和菓子に興味をもって、「将来地元のお菓子屋さんを盛り上げていきたい!」と、そうなったらいいのになぁと余計なお世話心で考えてしまいます。
この日はお彼岸入りの日ということもあり、おはぎは残り数点になっていました。
こしあんのおはぎにそそられ、迷わず5個入りを購入。あとで、となりの6個入りにしておけばよかったと、ちょっぴり後悔。この1個の差、和菓子好きにとっては結構大きいのです。
うすかわまんじゅう
双月堂さんのうすかわまんじゅうは、きんつばを食べているよう感覚になります。
皮がうすく、あんをたっぷり堪能できるのですが、それでいてしつこくなく甘すぎない。
「これぞ餡子入りの和菓子!」と思える一品ですね。
おはぎ
双月堂さんのおはぎは、こしあんです。
粒あんのおはぎを食べるときは「あ~、おはぎはやっぱり粒あんだねぇ」と言うのですが、こしあんを食べると「自分はこしあんおはぎのほうが好きなのか?」と思ってしまいます。まぁ、結局どちらも好きってこと。
おはぎは子供のころから食べている、わたしにとっては思い出深い和菓子なのです。
双月堂さんのおはぎ、雑味がなくおいしい~。ペロッと2ついただきました。
ろっぽうやき
こちらは「ろっぽうやき」。ろっぽうやきは全国で作られている、直方体のお菓子です。
生地のなかにあんをつめ、六面すべてを焼いて完成させます。
ちょこんと手のひらに乗るサイズなのですが、想像以上にあんがたっぷり入っていて食べごたえ十分です!
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双月堂さんの和菓子はどれも素朴で昔なつかしい味わいのするものばかり。季節を感じるお菓子もあり、とても楽しいひと時でした~。
アクセス
店舗情報
- 住所:兵庫県明石市本町2丁目1-8
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