兵庫県加古川市を車で走っていましたら「鬼追い饅頭」と書かれた看板を見つけ、思わずとまりました。
はじめて耳にするまんじゅう。食べないわけにはいきません。
地域ともかかわりがありそうな名前のまんじゅう。一体、鬼追い饅頭とはどんなまんじゅうなのでしょうか?
松風堂はニシカワ食品の直営ショップ
建物の片方には「鬼追い饅頭」、もう片方には「ニシカワパン」の名前が。
店内に入ってみると、二つのお店はつながっています。
どういうことだろうか??
あとでわかりましたが、ニシカワ食品の直営ショップが鬼追いまんじゅうを販売している松葉堂です。
ちなみにニシカワパンは、兵庫県内の一部の学校の給食用のパンとして利用されているのだそう。
饅頭を食べる態勢で入店したものですから、パンのいいにおいがしてきて不思議な気分になりました。
鬼追いまんじゅうを発見!どんなまんじゅうなんだろう~。
松風堂の鬼追い饅頭の由来
鬼追いまんじゅうは、加古川にある鶴林寺(かくりんじ)に伝わる、正月の行事に由来しています。
大暴れする青と赤の鬼に向って人々がかけ声をかけると、鬼は観念して改心。
そんな改心した鬼が人々の厄をはらってくれるという行事です。
なので、包装紙に描かれた鬼は「いい鬼」なんですね^^
お店で見たときは、怒ってる鬼なのかなと思いましたが、由来を聞いて笑ってる鬼に見えてきました。(実際、笑ってるのだと思う)
鬼追い饅頭はこしあん入り
経木風の紙に包まれた鬼追いまんじゅう。(*経木はスギやヒノキを削ってつくられる。殺菌作用もあり食品を包む際に用いられる)
包みを開けると鬼ではなく、なんともかわいらしいまんじゅうが入っているではありませんか!
ところどころ見えるあんこが食欲をそそり、いいですね。こういう素朴なの好きやな~。
できる限り近寄ってみます。いい顔をしておる。
薄い生地のなかにたっぷりのこしあんが!鬼追いまんじゅうはうすかわ饅頭ですね。
お茶によく合うまんじゅうでさらっとした甘さで美味しい~。
ふた口サイズでペロッと1つを食べ終わりました。
鬼追いの行事のときには、こちらのまんじゅうが配られるのでしょうか?
一度、鶴林寺の鬼追いの儀式を見てみたいものです。
毎週日曜日は2割引ですよ
店内に2割引きの案内板がド~ンと掲げられていました。
毎週日曜日の値段は以下のとおりです。(税込み)
- 平日:5個入り270円→日曜日:216円
- 平日:10個入り540円→日曜日:432円
松風堂の店舗情報
- 住所:兵庫県加古川市野口町長砂857-2
- 電話:079-420-0201
- 営業時間:7:00~18:30
- 定休日:年中無休
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