いわずと知れた広島県宮島の名物「もみじ饅頭」
饅頭界のなか、またお土産界のなかで圧倒的に知名度が高い饅頭です。
わたしのもみじ饅頭との出会いは小学生のころ。
父親が数ヶ月入院していた広島県福山市の病院を訪れたのがきっかけで、もみじ饅頭について知りました。
幼い頃から和菓子党員であったわたしの口を満足させてくれる、大変美味しい饅頭だったという記憶があります。
と、それはさておき、今回食べたもみじ饅頭を紹介していきます。
もみじ饅頭を作るお店は本当にたくさんありますが、今回は元祖を食べてみました!
高津堂のもみぢ饅頭ってどんな饅頭?
広島県廿日市市に本店をかまえる高津堂。さきにも書きましたが、高津堂こそが正真正銘、元祖もみじ饅頭のお店なのです。
現在の高津堂店主さんのお爺さんが、1906年に焼き始めたのが最初のもみじ饅頭。
上写真に「紅葉形焼饅頭」と書かれていますが、じつはこれが、もみじ饅頭の原型といえる饅頭なんですよ。
当時としては珍しいもちもち食感の饅頭で、行列ができるほど評判だったそうです。
高津堂のもみじ饅頭は製造がストップしていた時期がありましたが、現在の3代目が2009年に復活させました。
ちなみに高津堂のもみじ饅頭は「もみぢ饅頭」と書きます。「ぢ」となっているのが、他のメーカーさんと違いますね。
【食べた感想】元祖はモチモチ食感のもみじ饅頭!
いろいろなもみじ饅頭を食べたわたしの味覚では「高津堂のもみぢ饅頭は薄型でモチモチ感が特徴!」という感想です。
モチモチしたもみじ饅頭って珍しくないですか?この食感はくせになりますね~。はまる~~。
人の好みは違うのでなんともいえませんが、パサパサ生地や口の中がモゴモゴするタイプの饅頭が苦手な人は、きっと好きになると思います。
それから、中身のあんこ。あんこもしっかり作られていて、さらりとした甘さでくどくないのがよいです。
他のもみじ饅頭と比べてあんこの量が少ないかな。このあたりは人によってもの足りなさを感じるかもしれませんね。ただ、生地の厚みから考えるとベストな量のあんこだと思います!
元祖好きにはたまらない、今回の饅頭。
「これが元祖の味か~」としみじみ味わえて、大変満足です!
種類も豊富な高津堂のもみじ饅頭
福もみぢ
高津堂のもみぢ饅頭は種類が豊富です。こちらは贈答用に使える「福もみぢ」
饅頭の表面には、紅葉の葉脈の模様ではなく「福」と焼印されています。
味は赤練り餡と白練り餡の2種類です。
私の感想としては、もみぢ饅頭よりも生地がやわらかくてモチモチ感があるかなと感じます。
酒、お茶、ごま、ラムネ、レモン
以下のフレーバーがあります。
- 酒香るもみぢ
- 新緑もみぢ
- 日本茶もみぢ
- ラムネ餡(5月~8月ごろまで)
- 広島レモン餡
- 黒ごま餡
わたしのオススメは「酒かおるもみぢ」。ふわっとお酒の香りがして、オトナのもみぢ饅頭といった味わいです。
じつは上記以外に「冷やしもみぢ」というのがありまして、もみぢ饅頭のなかにホイップクリームとあんこが入っています。あんことクリームの相性がよく、なかなか美味しかったですよ~。
高津堂のもみぢ饅頭の商品情報
【賞味期限】
製造から2週間
【値段】
1個120円
*上記は定番の「もみぢ饅頭」の情報です。
他の種類については高津堂公式サイトで確認してくださいね。
高津堂のもみぢ饅頭はどこに売ってるの?
高津堂の店舗、高津堂オンラインショップ、広島空港、広島駅、山陽自動車道・宮島サービスエリア(上り)で買えますよ。
→ 高津堂公式サイト
おまけ:高津堂を取材しました
わたしがライターとして寄稿している、食と暮らしのメディア・macaroniで、高津堂のもみぢ饅頭を取材しました。
もみじ饅頭の誕生秘話をお聞きできたので、興味がある方はぜひ読んでみてくださいね。
→ なぜ「もみじ饅頭」は名物になったのか?元祖・高津堂が語る秘話
以上、高津堂のもみぢ饅頭の紹介でした\^o^/
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