今回の舞台は広島県。60年余りにわたり食べ継がれてきた「吾作饅頭(ごさく まんじゅう)」を紹介しましょう。
吾作饅頭との出会いはひょんなところからおとずれました。
我が家で利用している宅配コープさんのカタログを眺めていましたら、風格のある饅頭が載っていたのです。
饅頭アンテナが5本立っているわたしの直感が「これは食べたほうがいいよ!」と働きかけまして、買ってみることに。
正解でした\^o^/粒あん好きにぜひおすすめしたい饅頭です。
味もですが、名前が気に入りましたね。
ということで、吾作饅頭を紹介していきます!
吾作饅頭ってどんな饅頭?
吾作饅頭は、饅頭皮にクルミがあしらわれた、粒あん入りの饅頭です。
広島市中央区に本店をかまえる「平安堂梅坪」がつくっています。お店の創業は1918年(大正7年)
個包装に描かれた「〇」が印象的ですね。
こちらのデザインは、公式サイトによると、江戸時代の禅僧また画家として活動した「仙厓 義梵(せんがい ぎぼん)」の作品からアイデアを得たとあります。
一円相画賛(いちえんそうがさん)という、筆で描かれた丸い円のことですね。
昔から禅僧は、悟りの境地を表すのに、丸い円を描いていたんですって。
わたし自身は、吾作饅頭の丸い円を見て、「丸は人の心をやわらかくする」と感じました。
心理的に四角より丸を見たほうが、気持ちがやわらぐのでは?
ドラえもんの顔、アンパンマンの顔、シャボン玉、コーンに盛られたサーティワンのアイスなどなど。
と、話が吾作饅頭からそれていきそうなので、丸についてはこれ以上深堀しませんが。
丸ってええな~と、吾作饅頭を見て思ったのでした。
梅の花でしょうか。包装紙も素敵♪
ちょっと濃い目の焼色をした吾作饅頭。ひとつのサイズはこのぐらいです。
【食べた感想】小豆の味わいが豊かで美味しい
ぎっしり詰まった粒あんで食べごたえ十二分。ひと口食べて、すぐにわたし好みだとわかりました。
「これぞ饅頭!」と声をあげたくなる、小豆の味わいがしっかり感じられる饅頭ですよ。
お爺ちゃんお婆ちゃんと一緒に、お茶を飲みながら食べたくなるタイプの饅頭ですね。(そんなタイプがあるのか知らないけど)
公式サイトによると、饅頭の生地が「薄皮」とありますが、「これってあんこじゃない?」と思ってしまうほど皮の薄い、一般的な薄皮饅頭のようではありません。(説明が分かりづらくてすみません)
それから忘れてはならないのが、クルミの存在感。粒あんとマッチしていて、よいアクセントになっています。
見た目も味もどっしりしたさまで、安定感抜群の吾作饅頭。
興味がわきましたら、ぜひ一度食べてみてください!
似合いすぎている吾作饅頭という名前
きょうの夜活は、広島県の「吾作饅頭」 まさに吾作って感じの饅頭です。(どんなんや〜) これほどまでに名前にぴったりの饅頭があるとは😆#SaveTheWagashi #好きなお菓子屋さん #吾作饅頭 pic.twitter.com/ScRFgMp23y
— 諸国饅頭記 (@manjuki78) April 24, 2020
余談ですが・・・・・・
吾作饅頭を食べた後、上のツイートをしました。
食べてみるときづくはず。「まさに吾作ってかんじの饅頭やん!」ということに。
ホントねぇ、吾作以外の名前が考えられないぐらい、見た目・味と名前が合っています。ええ名前もうたな~。
この感覚を上手く言葉で表現できないと思い、公式サイトを見てみましたら、名前の由来が書かれていました!
水分が多いあんを薄皮で包んで焼くと、焼き上がりがどうしてもでこぼこになってしまいます。見た目は決してよくありませんが、中身は真っ当であるところから、「吾作饅頭」と銘を付けました。見た目は不細工だけれども、こころは優しい吾作さん、というわけです。
そうそう、吾作饅頭は内に秘めた優しさを感じる饅頭なのです!
吾作饅頭の賞味期限・値段・カロリー
【日保ち】
- 30日
【値段】
- 5個入り1,050円(税抜)
【カロリー】
- 1個当たり113kcal
吾作饅頭はどこで売ってる?
吾作饅頭は、平安堂梅坪の各店舗、広島駅、そごう広島、ゆめタウン広島店などで販売されています。
以下のオンラインショップでも販売されています。
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