こんにちは、嶋田コータローです。
北海道札幌市にある冨士屋さんで「とうまん」を食べてきました!
以前より名前だけは何度も聞いたことがありまして、いつか食べたいと思っていたまんじゅうの一つでした。
とうまんとは、カステラ風の生地に白あんが入った焼きまんじゅうです。
形は大判焼き、今川焼、回転焼に似ていますが、それらとは生地が少し違います。
とうまんは全国各地にある「都まんじゅう」の一つといわれています。
とうまんに似たお菓子でわたしが知っているのは、秋田の金萬と京都のロンドン焼だけ。まだまだあるので、こちらも全国制覇をしたいところです。
冨士屋
とうまんを製造販売している冨士屋さんの創業は昭和27年(1952)。創業と同じ1952年からとうまんをつくっているようです。
わたしが行ったのはJR札幌駅に隣接しているアピオ内にある冨士屋さん。もともとは丸井今井店で製造したのが始まりです。
とうまんじゅうと呼ばれていた
何でとうまんっていうんだろうと思い調べていましたら、「全国五つ星の手みやげ(岸朝子監修)」にこんなことが書いてありました。
とうまんの名は、卵入り生地の焼き饅頭を一般にとうまんじゅうと呼んでいたものを略したものとか。全国五つ星の手みやげ(岸朝子監修)より
読んでいて「そうなのか~」と思いながらも、じゃなんでとうまんじゅうって呼んでいたんだろう?とさらなる疑問がわいてきました。気になるなぁ。
実演販売をしている
と、それはさておき。
冨士屋さんの店頭ではとうまんを製造している様子を窓越しに見ることができます。
とうまん製造中。
子どもがメリーゴーランドに惹かれる気持ちわかる〜! pic.twitter.com/JzofWhyOIn— 嶋田コータロー (@SRokota) 2018年6月6日
焼きあがる前のとうまんと焼印がおされたとうまんがぐるぐる回っています。
全部機械なんですが、とうまんが裏返しになる様子や焼印が押されるところを見ていると、なんだかワクワクしてきますね。
こどもがメリーゴーランドを見てテンションが上がる気持ちがよくわかります(どんな例え?)
入店したときは、客はわたし一人でした。おっさんが一人でじーっと食い入るように機械を見ていました笑
赤福餅で有名な赤福の本店へ行ったときも思いましたが、できあがるまでの工程を見れるのはいいですよね。「あ、こうなってたんだ」と、印象にも残りますし。
ひとしきり製造の様子を見まして、いよいよ食べることに。
わたし:「できたてをお願いします!」
店員さん:「はい~♪」
隣の機械でできた、まさにできたてを袋にいれてくださいました。
とうまん
▼本当にできたてのとうまん。焼色がそそります。
こういうものは、つくりたてを何も考えずにパクッと食べるのがいいですよね。
撮影もほどほどにして、冷めないうちに食べました。
諸国饅頭in札幌
冨士屋のとうまん、初めて食べました。できたてうまい〜! pic.twitter.com/63HlbLU0mK
— 嶋田コータロー (@SRokota) 2018年6月6日
ふわっとした生地のなかに白あんが入っていて、熱々でうまい~。やっぱりつくりたては最高!
ちょっと意外だったのは、思ったより小さかったことです。お菓子の雑誌などでみたかぎりでは、大判焼・回転焼ぐらいのサイズなのかなと想像していましたので。
ま、でもこのぐらいのサイズのほうが飽きが来ずに、子供から年配の方まで幅広い年齢層においしく食べてもらえるんでしょうね。
▼とうまんは1個(54円)から買えますよ
ありがとうまん・・・って。わたしと同じレベルのギャグやな(レベルが高いってこと笑)
アクセス
店舗情報
- 住所:北海道札幌市中央区北5条西4丁目(アピア内)
- 電話:011-209-3464
- 営業時間:9:00〜21:00
- 定休日:無休
コメント
はじめまして。とうまんが紹介されてうれしい北海道民です。
機会があれば北海道安平郡早来という千歳市と苫小牧市の間にある本当に小さな町の和道堂という和菓子やさんの『みそまん』をぜひ食べてみてください。皮にはほんのりお味噌が入ってとても香りが良く、中の餡は上品なこし餡です。
まみさん、はじめまして!
コメントくださりありがとうございます!
和菓子屋さんとまんじゅうの情報をありがとうございます。とても嬉しいです!
みそまんですかぁ、食べてみたいです。
次回、北海道へ行く際はぜひ立ち寄りたいと思います^^/
こんばんは
どら焼きは包まれていないので饅頭カテゴリーには入らないのでしょうか。
三笠山とどら焼きの境界を探しています。それと三笠山のいわれが古今集のいでし月かもなのか、wiki記載の三笠山の形なのか知りたくて探しています。
で、本筋の饅頭ですが
小樽のぱんじゅうと千歳の福々まんじゅうもさくっとお勧めです。
ローカルまんじゅう制覇!期待しています。
私もとうまんの機械を見るのが大好きでした。白い紙袋⇒薄皮⇒箱とランクアップしてご贈答品で、翌日覚めたらレンジのない頃はご飯ジャーの中で温めて食べてました。
私は行田の十万石まんじゅう、両口屋是清の旅まくらが好きです。
楽しい記事、これからちょっとずつ読んでいきます。ありがとうございます。
諸国饅頭記へお越しくださり、ありがとうございます!
コメントいただき、とても嬉しいです\^o^/
北海道の美味しい情報をありがとうございます。
ぱんじゅうと福々まんじゅう、ぜひ食べてみたいです^^
十万石まんじゅうと旅まくら美味しいですよね。
どら焼きと三笠山についてですが、
参考になるかわかりませんが、以下、国会図書館のデータベースにおもしろい情報が
記載されていましたので、URLを貼っておきますね。
https://crd.ndl.go.jp/reference/modules/d3ndlcrdentry/index.php?page=ref_view&id=1000215401
札幌の冨士屋さんのとうまんと秋田銘菓の金萬はうりふたつなのですが何か有るのでしょうか?
瀧澤さま
コメントいただきましてありがとうございます!
お返事が大変遅くなり申し訳ございませんm(__)m
もともとは「都まんじゅう」と呼ばれた商品(白餡入り)があり、それと似たまんじゅうが全国に広がっていったと認識しております。
その広がりのなかで、札幌のとうまんや秋田の金萬のような、まんじゅうが誕生していったのだと思います。
以下のページで、とうまんや金萬に似た全国のまんじゅうがあげられています。
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E9%83%BD%E3%81%BE%E3%82%93%E3%81%98%E3%82%85%E3%81%86#:~:text=%E5%85%83%E3%80%85%E3%81%AF%E8%A3%BD%E9%80%A0%E6%A9%9F%E6%A2%B0%E3%81%AE,%E3%82%92%E8%B2%A9%E5%A3%B2%E3%81%97%E3%81%A6%E3%81%84%E3%82%8B%E3%80%82
こんにちは、楽しく拝見させて頂きました。
「とうまん」の由来は丸井今井の創業者の名前「今井藤七」の藤(とう)からとの説を
聞いた事があります(?)
大丸デパートの「大丸まんじゅう」も同じ型でしたが、ほぼ全国の大丸でこのまんじゅうは姿を消した
みたいですね。(どちらかと言うと高齢者向けの饅頭なので、都市型のデパートでは淘汰されてしまったのでしょうか?)
九州地方では熊本鶴屋の鶴屋まんじゅう、鹿児島山形屋の「金生まんじゅう」が同じ機械です。
どちらも焼き印はデパートの屋号ロゴマークです。
北海道から鹿児島まで全国に同様な機械があるとは皆さん知らない方が多いので、その都道府県内のオリジナルな饅頭と言う認識が強いと思います。
こんぺいとうさま
コメントありがとうございます!
とうまんの由来情報をお寄せいただき、大変嬉しいです^^/
鶴屋まんじゅう、金生まんじゅうについては初めて知りました!
教えてくださりありがとうございます!
全国にたくさんあるようですので、ぜひ現地へ行って食べてみます^^