こんにちは、嶋田コータローです。
愛媛県松山市にあるたけうちさんの「労研饅頭(ろうけんまんとう)」。
こちらの労研饅頭を諸国饅頭記に含めるかどうか迷いました。なぜなら、労研饅頭は「ろうけんまんとう」と読みまして、じつはまんじゅうではなく蒸しパンだからです。
ご当地パンもあるのだから、このさい諸国パン遊記なんてカテゴリーをつくろうかと思いましたが、ネーミングに芸がないですし、いまのところまんじゅうメインで回っておりますのでやめました。
饅頭という漢字がついているということで、諸国饅頭記のワンコーナーとして含めておきます~。
たけうち
労研饅頭というネーミングが印象的で、これが店名なのかと思っていましたが、「たけうち」というお店です。
お店の創業は1931年(昭和6年)。昔から労研饅頭を作り続けてきたお店です。
たけうちさんからいただいたお店のパンフレットによりますと、労研饅頭の由来についてこんなふうに書かれています。
昭和の初め、倉敷の労働科学研究所で中国の饅頭(まんとう)を、日本人向けに改良して作ったのが始まりです。
たけうちさんの労研饅頭パンフレットより
なるほど~。なぜ労研饅頭と呼ばれてるのかわかりすっきりしました。
そうそう、中国やモンゴルで饅頭、マントーと呼ばれるものは、日本でいう中身の入っていない肉まんのようなものです。モンゴルに住んでいたときによく食べていたマントーは、ふわふわではなくみっちり詰まった蒸しパンでした。
労研饅頭
ショーケースにはいろいろな種類の労研饅頭が並んでいます。
こんなに種類があるとは予想していませんでしたのでビックリしました。
▼14種類の労研饅頭
パンフレットを見ますと労研饅頭は全部で14種類。せっかくなので全種類書いておきます!
- うずら豆
- 黒大豆
- よもぎ味付け
- ココア
- レーズン
- バター
- チーズ
- つぶあん
- こしあん
- よもぎつぶあん
- よもぎこしあん
- 白あん
- かぼちゃあん
- いもあん
今回はわたしがこしあんを、一緒に行っていただいたOMIYA!運営者・松本さん(@peter0906)がバターを注文。
こういうときは欲張らないといけませんな。変にお上品に1つ2つだけを選んでしまいますと、あとで後悔することになりますよ。滅多に来る機会がないのだから、全種類制覇する勢いでいかないと(って自分に説教している笑)
▼手前がこしあん、奥がバター
できてからそんなに時間がたってなかったからでしょうか。ふわっとやわらかい!
中国やモンゴルのマントーのように硬くないですし、食べたときのずっしり感もありません。これは2つ3つ食べられそうです。
バターも少しいただきましたが、こしあんよりも蒸しパンを食べてるという実感がありました。生地全体からバターのよい香りがします。
どちらも昔懐かしい素朴な蒸しパン。3時のおやつに牛乳と一緒に食べたくなるようなパンです。
わたしたちが店内で食べているときも何組かお客さんが来て買っておられました。松山のソウルフードなんだろうなぁと、いろんな種類をごっそり買っていく人たちを見ながら思ってましたね。
蒸しパンとはいえ、種類の多さや労研饅頭というネーミングなど興味を引く要素がたくさんあります。県外のわたしはそう思うのですが、松山の人たちからすると、労研饅頭ってどういうふうにうつってるんでしょうかね。
各地に行って、郷土料理や郷土菓子を食べますと、そのモノに対する地元の方の思いを聞きたくなります。
今後松山出身の人に会う機会があれば聞いてみようっと。
▼蒸しても焼いてもおいしい労研饅頭
ブログを書いていて、やっぱりもっとたくさん食べておくんだったと後悔しています。
▼恒例のまんじゅうポーズもちゃんとしましたよ
恒例のまんじゅうポーズも忘れずにやりました。 pic.twitter.com/wSkdcZHD4g
— 嶋田コータロー (@SRokota) 2018年5月15日
アクセス
店舗情報
- 住所:愛媛県松山市勝山町2丁目12-10
- 電話:089-921-6997
- 営業時間:9:00〜19:00(売り切れ次第終了するようです)
- 定休日:水曜日
- HP:たけうち
- 駐車場:なし
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